【PTA退会の準備①】はじめにすること-PTAの退会を"確信"する

まいど、やっぱです。
今回が、PTA退会マニュアルのスタートになります。

まず最初の記事では、PTAを退会するための「事前準備」について書きます。

PTAを学校と同じ行政の団体だと思ってる人や、加入が義務だと思ってる人はかなりいます。

PTAは学校とは「別団体」で、加入の義務はありません。入会は任意にでき、退会も任意にできます。

実は私も、PTAが開催するフェスタを学校行事と思ってたことがあります。w

学校の中で活動するし、校長・教頭など先生も参加するから、学校の一部と思ってしまいますよね。

それでは、最低限すべき事前準備について書きます。

PTA退会の情報を集めて、退会することに"確信"を持つ

PTAは退会ができないのではないか、退会してる人などいないのではないか、退会したらひどい目に合うのではないか…など、PTAを退会することに不安を感じる人は多いと思います。

そうした不安を持つことは当然ですが、退会する時にPTAがその不安を突いてくる場合があります。退会を諦めさせようと。

「退会はできませんよ」「退会する人はいませんよ」「退会は規約に書いていません」…。こういった言葉に対して、確信が弱いとブレてしまい退会を諦めてしまいます。

そこでまずすることは、PTAの退会情報を集めて、退会することに対して"確信"を持つことです。

でも、情報を集めるといっても、難しく考えなくて大丈夫です。まずは3つの事をしっかり覚えるだけです。

①日本中すべてのPTAは"入退会自由"です

ハイ。

日本中すべてのPTAが入退会自由です。例外はありません。

今まで入学と同時に強制加入になるPTAばかりだったから、加入を義務だと思ってる人がたくさんいます。PTAは、加入も退会も任意(自由)です。

任意は、その人の心のままに自由な意思に任せる事をいいます。任意の反対が「強制」。これは、相手が快諾しない物事を有無を言わせずに押し付けることです。

ついでに言うと、PTAは任意団体なので学校とは別団体です。

だから、PTAを設置してない未設置校もあります。また、任意団体なので、運営する人がいなかったり、会員がいなくなれば解散することもあります。

PTAの解散事例

97%の保護者にPTA解散に賛成と言っていただきました。アンケート結果をご覧になった校長先生にもご理解いただき、解散の運びとなりました。

これからのPTAって?〜解散を選んだ小学校のPTA会長に聞きました!〜

②PTAは、児童生徒を差別してはいけない

PTAの退会で一番心配なのが、「我が子への差別や不利益」です。

PTAは、退会を阻止するために卒業記念品やコサージュ、紅白まんじゅう、登校班・登校指導などで、退会者・非会員の児童・生徒を差別しようとする場合があります。

こういった、退会しにくくなるものを「退会障壁」と呼んでいます。

聞きなれない言葉だよね。「退会をさせないためのあの手この手」と思ったらいいです。

退会障壁の種類に関しては、後の記事で詳しく紹介しますね。

PTAによっては、退会障壁を提案してきますが、PTAは学校の中に設置する以上、公共性が求められる団体なので、児童生徒へ差別的対応をしてはいけません。

差別的対応があれば、教育委員会に相談するといいです。下記のツイートも参考にしてください。(熊本市教育委員会の場合)

③退会を決めるのは、PTA側ではなく退会者

退会届を提出しても、「会長が不在だから受理できていない」「規約に退会に関する記載がないから受理できない」「来月の役員会で受理するかを決める」などいろんなことを言ってくる場合があります。

退会は、PTAが決めることではありません。退会者が決めることです。受理しなくても、退会届を受け取っただけで退会完了です。

「会長不在だから受理できません」のような連絡があるということは、受け取ったという事です。それで退会です。w

退会の基礎知識

  • すべてのPTAは"入退会自由"
  • PTAは児童生徒を差別してはいけない
  • 退会は、PTAが決めるのでなく、退会者が決める

以上のことがブレなければ、退会の阻止に対しての抵抗力が高くなります。

退会者・非会員がいることを確認する

退会する時、自分だけじゃないのかと不安になる人もいます。そんな時、退会者・非会員が身近にいると心強いですよね。

退会する人にとって、もっとも心強い情報は、「退会者・非会員がいるという事実」です。

自校の中で退会者・非会員がいればいいのですが、いない場合や見つけきらない場合は、X(旧ツイッター)やLINEのオープンチャットなどで、退会者・非会員がいることを確認するだけでも不安が小さくなります。

LINEのオープンチャットには、「PTAめんどくさい」というチャットルームがあります。300名近いメンバーが情報交換しています。

また、X(旧ツイッター)で「PTA退会」で検索すると、多くの退会経験者や非会員経験者のポストが見れます。

「今度、PTAを退会しようと思う。」「今、PTAの退会で悩んでる。」などのポストをすることで、退会経験者がリプライなどでアドバイスしてくれます。

上手く行けばいろんなことを教えてもらえると思います。ぜひ、チャレンジしてみてください。

X(旧ツイッター)で退会の悩みや体験を共有したい人は、やっぱ(@nyuukaisei_pta)へメンションしてくれたら、微力ではありますがリプライします。ただし、気付かない場合もあることをご了承ください。

まとめ~はじめにすること-PTAの退会を"確信"する

はじめにすべきことは、PTAの退会を"確信"することです。

  • PTAは、入退会自由である。
  • PTAは、児童生徒を差別してはいけない。
  • 退会を決めるのはPTA側ではなく退会者自身。
  • 退会者・非会員がいることを確認する。
  • X(旧ツイッター)やLINEのオープンチャットで「PTA退会」で検索する。

これらのことで、退会が特別な事でなく、普通のことだという認識になっていくと思います。

次の記事はこちらになります。「退会届に理由は要るの?」です。

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退会で悩んでる人に、PTAのやり方がわかる「PTA退会マニュアル」です。テレビでも紹介され、多くの人が読んでます。

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