まいど、やっぱです。
今回の番外編は、「返報性の法則と一貫性の法則」について書きます。
そう。
返報性の法則は、相手から受けた好意などに対して、お返しをしたいと思う気持ちです。
一貫性の法則は、自分の行動に一貫性をもたせたいと思う気持ちです。
悪いわけではないよ。
お返しをしたいと思う気持ちも、自分の行動に一貫性をもたせたいと思う気持ちもとても大事な気持ちだからね。
問題なのは、その心理が強すぎて、極度に悩んでしまったり、こんなはずじゃなかったのにって後悔しないために知っておくこと。
そういう場合もあるね。
返報性の法則
返報性の法則は、相手から受けた好意などに対して、お返しをしたいと思う気持ちです。
お中元・お歳暮、年賀状など、いろんな場面で起こってます。SNSの「いいね」でも返報性の法則が発生します。
いい事ばかりならいいのですが、一方的に好意を押し付けられた場合でも、相手に悪いから何かしないといけないと思ってしまうこともあります。
買う気がないのに、店員に一生懸命説明されて、仕方なく何か買ってしまった体験などありますよね。
一生懸命説明したことに対して、商品を買うことでお返しをするわけです。
PTAでも返報性の法則が発生します。
返報性の法則が発生
- みんなも何か活動してるから、私も何かしないといけない。
- みんな加入してるから、自分も加入しないといけない。
- あの人に悪いから、自分も活動する。
こんな風に思うことは悪くないけど、それで自分の気持ちを抑えるのであれば苦しいですよね。
・自分はどうしたいか?
・一方的に好意を押し付けられていないか?
これを考えてみる。
みんなはしてるけど、私はしたくない。
みんなはしてるけど、私はしてほしいと言ったことはない。
返報性の法則によって行動する前に、立ち止まって考えてみることが大事です。
一貫性の法則
一貫性の法則は、自分の行動に一貫性を持たせたいと思う気持ちです。行動だけでなく、発言や態度、信念なども一貫したものとしたい気持ちです。
例えば、半額セールにつられてお店に入ったけど、買いたいものが売りきれてた場合。「せっかく来たのに」と思って、何か買って帰ることがあります。
わざわざお店に来たのに、何も買わなかったら一貫性がないことになるからです。
このように、自分がしたい事よりも、一貫性を持たせるために行動してしまう場合があります。
PTAではどのようなケースがあるか。
一貫性の法則が発生
- 入会を選択したから、退会しにくい。
- 委員選出を反対しなかったから、委員を断れない。
- PTA活動をすると言ったから、断れない。
- 役員をしたから、退会しにくい。
- 委員会活動を自分たちで決めたから、中止しにくい。
- P協の親睦会で楽しんだから、P協を退会できない。
退会したい、断りたい、中止したい…。
だけど、一貫性がない人と思われたくない。
どうすればいいの?
「気が変わった」と言えばいいだけです。人間だから気が変わることはたくさんありますからね。
PTAより、もっと大事な事で一貫性を持つといいと思います。
例えば、仕事や子育てなどで。
仕事や子育てを大事に考えてるからPTAを退会します。こんな感じ。
一貫性って努力目標くらいで考えたらいいと思います。
それに、PTAのことで一貫性を持つのは、自分がきつくなっちゃうよね。
一貫性も大事と思うけど、「今の気持ち」も大事。
過去の判断や、気持ちにいつまでも縛られないでいいよね。
それに、PTAは仕事じゃないし。w
ボランティアに過度に責任を持たせる運営の方に問題があります。
考えや気持ちが変わることは、人間なら誰にでもあります。状況だって変わります。PTAがそれらを想定して緩く運営すべきですね。
まとめ
返報性の法則も一貫性の法則も、悪いとは思いません。
しかし、その心理が強すぎると、正しい判断ができなくなることがあるので問題と思っています。
自分はどうしたいのか。
返報性の法則や一貫性の法則が障害になっているのであれば、取り除くことも必要だと思います。
次回は、退会の時期についてです。
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