PTA問題解決を「リアリティ」という観点で考える~リアリティを上げるには

まいど、やっぱです。
今回は、「リアリティ」について書きます。

いきなりですが、自動車運転で黄色信号🟡の時に、「もう、行っちゃえ」ってやったことのある人✋(※黄色信号の基本は「止まれ」です)

その時、パトカー🚨が近くにいたらどうでしょう?

行動が変わると思います。

前者と後者では、法律やその理解に違いはありません。違いは、「リアリティ」です。

リアリティが低ければ人は動かない

九州のPTAが、北海道でPTAの解散があったとして改善に動くでしょうか?

動くところもあるかもしれませんが、ほとんどは動かないと思います。

では、隣の学校のPTAが解散したらどうでしょう?

臨時の役員会を開くかもしれませんね。w

リアリティが高ければ人は動くし、低ければ動かない

では、PTA問題解決はどうすればいいか?

リアリティを高めることです。

リアリティの差を見ないといけない

どんなに正論であっても、リアリティが低ければ人は動きません。

反対に、正論でなくてもリアリティが高ければ人は動いてしまう。

PTA問題は、学校という閉ざされた空間での間違ったリアリティが、人権や社会常識のリアリティを上回って生み出されてると言ってもいいでしょう。

入退会自由は正論です。

それに対して、非会員や非会員の児童生徒へ不利益を与えたりするのは間違っています。

児童生徒のために取り組んでいるPTAが児童生徒を差別する。それは、議論の余地も、交渉の余地も、妥協の余地もない間違った行為です。

しかし、我が子の学校だから保護者にとってはリアリティが高い。だからそれを怖がったり、避けようとして加入を選んでしまいます。

リアリティの差で負けてしまいます。

では、非会員がたくさんいて、不利益もなにもない(非会員が多数いれば非会員への同調圧力や差別は無意味になります)というリアリティがあったら。

おそらく、入退会自由は進み定着していくでしょう。

正論がリアリティでも上回るからです。

リアリティを高める工夫が必要

PTA問題解決に向けての取り組みは、情報や理論的には、多くの人の努力で高みに達してると思います。

次は、リアリティを高めていく段階だと思います。

そこで、リアリティという観点から再検証してみるのはいかがでしょう?

今あるアプローチを、どうすればもっとリアリティを高めれるか?

あるいは、PTAが最もリアリティを感じるところはどこなのか?

PTAが最もリアリティを感じるところ

リアリティと言っても、その場所によって感じ方が変わってきます。

PTAの運営側が最もリアリティを感じるところはどこか?

それは、「役員の成り手」と「非会員の増加」です。

この二つは、上部団体の勉強会でもよくテーマに上がります。

そして、どちらにも共通する鍵は「退会の自由」です。入会の自由ではありません。

役員に選ばれても退会が自由にできる。役員選びの前に退会できる。ポイント制や一人一役は、退会の自由の前には意味がない。

これらのリアリティを運営側が感じたら、役員負担の軽減、活動の大幅削減、ポイント制の廃止などに動きます。

解散を検討する場合もあります。

立川市立柏小学校PTAの解散

本来は誰もが平等に、自分たちのワークライフバランスの空いてる時間の中でお手伝いできるというのがあるべき姿であり、加入しなければお手伝いをしなくていいというのはどうなのかなと思っていました。

これからのPTAって?〜解散を選んだ小学校のPTA会長に聞きました!〜

保護者にリアリティを届ける

上記のように、運営側にリアリティを伝えて行く方向と、もう一つは、保護者にリアリティを伝えていく方向があります。

こちらは運営側へ伝えるのと違い、難しい内容よりも簡潔で分かりやすい内容の方がいいでしょう。そして距離もリアリティの大事な要素です。

「うちのPTA、退会してる人がたくさんいて、何も問題ないみたい」

「退会する時にいろいろ言ってきたみたいだけど、どれも大したことないから無視して何も問題なかったみたい」

「隣の○○PTAは、たくさん退会する人が出てるみたい」

ポイントは、保護者が知りたい情報。

・非会員に不利益があるか?
・非会員はたくさんいるか?
・退会は簡単か?

この3つです。

数字というリアリティ

埼玉県は会員数・非会員数・上部団体の加入状況などの調査を行っているので、情報開示請求でそれらの状況が分かります。

このように、行政は社会教育関係団体であるPTAの状況を把握してる場合があります。(自治体によって様々だと思います)

数字には強いリアリティがあり、運営側も、会員・非会員側も、両方動かす力があります。

まとめ

PTA問題は学校という教育の場で起こる問題です。そして、PTA問題解決に向けての取り組みは、多くの人の努力で情報や理論的には高みに達してると思います。

次は、よりリアリティを高めていく段階だと思います。

入退会自由の周知は全国拡がったと思います。非会員は急増しています。

リアリティは時間とともに高まってます。この勢いをさらに加速させるために、リアリティという観点で見つめ直してみるといいと思います。

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