二つの全国協議会の時代が来た!特徴や違い、メリットやデメリットは?

まいど、やっぱです。
今回は「二つの全国協議会の時代が来た!」について書きます。

これまでのPTAの全国組織は、公益社団法人 日本PTA全国協議会(以下、日本PTA全国協議会、日P)の一つだけでした。それが、一般社団法人 全国PTA連絡協議会(以下、全国PTA連絡協議会、全P)の登場で二つになりました。

ネットで「日本PTA」と検索したら、日本PTA全国協議会と全国PTA連絡協議会がWikipediaを挟んで並んでます。

二つの団体の特徴や違い、加入のメリットやデメリットについて調べたことを紹介します。

「日本PTA全国協議会」の特徴

公益社団法人日本PTA全国協議会は、日本全国のPTA(保護者と教職員による教育団体)の協議会組織。各都道府県及び政令指定都市に設けられたPTA協議会(または連合会)を正会員とする。略称は日P。団体名は「にっぽんPTA」であり、「にほんPTA」では無い。

各学校のPTA(単位PTA)の中には、日Pに所属していないPTAもある。また高等学校のPTA協議会として全国高等学校PTA連合会(略称:全国高P連)が存在する。

Wikipedia : 日本PTA全国協議会

全国各地を9つのブロックに分けブロック協議会を設置し、各ブロック協議会に都道府県P連・政令市P協が所属、その下に市町村P協があり、そして単Pと続きます。全国のPTAを階層化してるのが特徴です。

また、各ブロック協議会が各地で毎年研修大会を行い、そのうちの一つが全国大会として行われます。大会などのラリー(集会)を中心とした活動も特徴です。

「全国PTA連絡協議会」の特徴

 私たち全Pができることは、上部団体から自立して運営をするPTA団体がフラットにつながることのできる組織として、情報共有やスケールメリットを活かした活動を推進していくことです。

連合会単体では困難なことも、協力すれば実現できることはたくさんあります。全Pはそのためのコーディネーター、プラットフォームとして、皆様のお役に立ちたいと考えています。

一般社団法人 全国PTA連絡協議会 全国PTAとは

日Pの階層的な組織に対して、全Pはフラットにつながる組織が特徴です。

また、登録にあたっての入会金や会費の制度を設けてなく、 金銭的な負担をかけずに登録できるのも特徴です。

情報交換会や各種セミナーは、基本的にオンライン形式で開催。事務負担や研修会・イベントなどへの動員は想定していない。だからお手伝いなどの負担や動員の心配などなく、ニーズや関心に合った情報交換会や各種セミナーに気軽に参加できるのも特徴です。

二つの違いはなに?

両者の違いは、「負担」だと思います。

上納金が発生する日Pと、入会金や会費の制度を設けていない全P。また、研修大会などのお手伝いや動員が発生する日Pと、オンライン形式で情報交換会や各種セミナーが開催され、お手伝いや動員を想定していない全P。

負担の発生する日Pと、負担の発生しない全P。これが大きな違いだと思います。

メリットとデメリットは?

メリットとデメリットは、それぞれの単Pの考え方があるので、コストパフォーマンスを考えるといいと思います。

ただ、全Pは入会金や会費の負担や、お手伝いや動員の負担が無いので、加入して活用しなかったとしてもデメリットが発生しないように思います。

これからは単Pが選ぶ時代

PTAはボランティアで集まった任意団体です。わざわざ全国組織に繋がらなくて単独でも問題なく運営できます。上部団体に加入することが当たり前の時代から、単Pが連携などを選ぶ時代になってきたと思います。

外部団体と連携のパターン

  1. 多階層モデルのP協と連携
  2. ダイレクトモデルのP協と連携
  3. 外注・アウトソーシングと連携・活用
  4. 単独路線
  5. 近隣単Pと連携

これから入退会自由が周知され浸透していけば、今までのように無条件に上部団体に上納金を払って加入する単位PTAは減少してきます。

これからは、単位PTAが上部団体などの連携や活用を選ぶ時代です。今の連携が自校PTAに合っているか見直しをする単Pが増えるでしょう。

連携のパターンもいくつもあります。自校PTAに合った形を考えてみてはいかがでしょう。

負担のない全Pの検討が増えてくると思います。P協の退会で悩んだときは、参考にしてください。

P協退会マニュアル

体験と他の単位PTAに教えた事を中心に書いてます。

お勧めは「退会のメリット・デメリットの整理」「校長に納得してもらう方法」「退会後の対策」です。

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